2017.04.02 09:08『ヘル・レイザー』 続いて『ヘル・レイザー』を見た。この作品は1987年のものなので、『エルム街の悪夢』よりかは3年後の作品になる。 フランクが謎のパズルを手に入れ、パズルを解く場面からこの映画は始まる。究極の快楽を得られるという触れ込みの“ルマルシャンの箱”は、パズルを解いた者に究極の快楽と苦痛を与えるものだった。フランクはパズルを解いて現れた、不気味な...
2017.04.02 04:17『エルム街の悪夢』 今回は“フレディ”で有名な『エルム街の悪夢』をDVDレンタルで見た。1984年の作品で、今もフレディの名前とともに話題に上がる、ホラー映画の金字塔である。 主人公のナンシーは高校生。友人のティナが悪夢に悩まされていると聞き、相談に乗る。長い鉤爪を持った男が追いかけてくる夢を見て、怖がっているというのだ。気分転換も兼ねてそれぞれ彼氏を連れ...
2017.03.07 16:53『台風のノルダ』ー第19回メディア芸術祭 2015年、メディア芸術祭は19回目を迎えた。このエントリーでは2年前のメディア芸術祭の展示作品を振り返りたい。その中でも、私が見て印象に残った劇場アニメーション『台風のノルダ』を紹介しよう。 文化祭の準備をしている最中、主人公のシュウイチは野球部を辞めたことで、一緒に野球をしていた親友、ケイタと険悪な雰囲気になってしまう。台風の襲来と...
2017.02.28 08:51雑誌『東京人』3月号から読み解くパロディ 『東京人』3月号には、この間行ってきた『パロディ、二重の声』展が特集記事としてピックアップされていた。展示内容についても多く触れられていたが、対談やパロディに対するコラムが半分ほどを占めていたと思われる。 その中でも多く話題にのぼっていたのがパロディとモジリの違いについてだ。パロディは批判的な揶揄や風刺、模倣を指す。しかし、モジリはどう...
2017.02.27 12:56『MOMAT コレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。』 2015年秋、国立近代美術館で行われた藤田嗣治作品の展示を振り返りたい。 この展覧会では、藤田の生涯に渡る年代の作品が揃っており、彼の作家人生を一望することができる展覧会になっていた。藤田といえば胡粉の白の裸婦像が有名であるが、彼の画風や、好んだモチーフはもちろん年代によって変化している。例えば、フランスに行ったばかりの頃は街角ばかり書...
2017.02.27 11:58『Your Choice Knows Your Right』展 若手写真家、奥山由之が洋服のセレクトショップであるウルフズヘッドとコラボレーションした作品展を2016年11月〜2017年4月に開催。奥山はまだ20代中盤ということで、どのような写真を撮り、どのような経歴を辿った作家なのか気になり、一路ギャラリーへと歩を進めた。 千駄木には初めて訪れたが、典型的な下町といった雰囲気の街だ。千代田線の駅を...
2017.02.26 07:53『パロディ、二重の声』展 この展覧会は日本における“パロディ”の歴史を集約し、現在に至るまでどのように“パロディ”が扱われてきたかを見ていくものだ。日本のパロディを追うことで、日本におけるパロディの存在理由や立ち位置、意義を考える上で重要な展示である。2017年2月に、私はこの展覧会を見に東京駅まで足を伸ばした。 最初のフロアには日本の芸術家が製作したパロディ作...
2017.02.26 07:52『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』 アニメSAOシリーズ初の劇場版。原作小説にはないオリジナルストーリーだ。時代は2020年代、SAOと呼ばれるフルダイブゲームに参加した人間は、ログアウトを許されずにデスゲームを戦った。その中でもゲームをクリアに導き、英雄と称えられた桐ヶ谷和人、プレイヤーネーム“キリト”はフルダイブMMOをプレイしながらも、デスゲームから離れた生活をして...
2017.02.26 07:32『虐殺器官』 夭折の小説家、伊藤計劃の処女作である、『虐殺器官』をアニメ化した作品である。舞台はアメリカ〜ヨーロッパ。アメリカの情報軍と呼ばれる特殊機関に所属するクラヴィス・シェパード大尉は、ある日ジョン・ポールという男のを無力化する任務に就くことになる。彼はサラエボで起きた核爆弾テロを発端に世界各地で多発した虐殺行為の中心にいる人物とされ、アメリカ...